今年もあと一ヶ月ちょっと
- 2016.11.29 Tuesday
- 01:21
どうもです。
人生初、ソフトウェア音源を購入せんとしているのですが、
それに伴い、Thunderbolt対応の外付けHDDとか、iLokの購入・登録とか、ソフトのオーソライズ方法とか、
アナログ・クラシック出身の私にとっては難問ばかりで、少々頭がパンク気味の山下です。
さてコチラの動画、泣けた〜!
こちらも似たような。再会系はヤバいですな。
こちらは、歩き方を忘れてしまうやーつ。
さて犬動画ばかりでしたが、実は僕は猫派さ。(犬も好きだが)
では、そんなところです。
ぼちぼち今年もラスト一ヶ月、お互い頑張りましょう〜!
- -
- -
- -
最近見た動画とか
- 2016.11.24 Thursday
- 01:37
最近、オーケストラのソフトウェア音源の購入を検討中、山下です。
どの音源も一長一短&ピンキリで迷いますなー。
一番使い勝手が良さそうで、音質も気に入ったソフトは、リバーブを調節できなかったりとか。(残念すぎる)
ここは一つ、泣く子も黙るNative Instruments社の「Komplete」購入してしまうか。。。
しかし、ダンス系とかエレクトリック系とか、現状、要らないのだよな。
持っていても困ることはないだろうが。
では、おもむろに最近見た動画をご紹介します。
掘ろうとしても掘れない。
齧ろうとしても齧れない。
猫動画は、定期的に見なければならない!
1:00あたりから猫パートです。
刺身を食べている猫。
姿も声も愛らしい。存在が愛おしい。
ただ、左の子猫、見たところ、刺身が大きすぎて噛みちぎれていないじゃあないか!
小さくちぎってあげて、ちゃんと食べさせて欲しいにゃ。
愛おしい、ああ愛おしい、愛おしい。
少し前の記事でも書きましたが、最近私の中で、マーラー熱が再発!
この曲は、マーラー作品の中で、僕が最も好きな曲の一つです。
なんという深々とした世界!
和音の変態的な移り変わりと、のぼりつめるような旋律が、そう感じさせるのだと思いますが。
ヒューマンな慈愛と、寂寥と、不思議と諦観や惜別のような気分も感じさせる曲だと思います。
バーンスタインの指揮は、これ以上無いほど、この曲の魅力を分かりやすく伝えてくれます。
職人気質の指揮者なら、こんな派手な振り方はしないでしょうが、ある意味この人は、伝道師というか、タレントというか、ビジュアル系というか、
クラシック通じゃない人にも、曲の本質を、疑いようなく、分かりやすく伝えてくれる気がします。
もちろん、ルックスやタレント性のみならず、圧倒的な実力もある人ですが。
さて上記動画、まず冒頭のイントロ後、0:29〜2:00が素晴らしいし、
その後、ファゴットの寂寥パートを経て、2:19〜4:35あたり、ぜひ聞いてみて下さい。
(とりあえず、ここまで聞くだけでも、この曲の肝は聞けると思います)。
その後、しばらく展開し、7:10でホルンが戻って来るシーンは、懐かしささえ感じますし、
さらにその後、弦楽器中心に盛り上がるシーンは、人間賛歌というか宇宙賛歌というか、凄まじい世界だと思います。
バーンスタインの指揮も、非常にヒューマン!全てをさらけ出す感じが素晴らしい。
もちろんこの動画、私はDVDも所有していますが。
(もしこの曲が気に入ったら、交響曲第10番(未完成)のアダージョも気に入ると思いますので、チェックしてみて下さい)。
これも、不思議なムードで非常に気に入っている曲。
児童合唱と女声合唱が、妖しくも軽やかで美しく、
対照的に、アルト独唱は憂いも感じさせる深々としたメロディー。
で、合間合間のオーケストラが、この世のものとは思えないほど禍々しい時があり、(例えば2:08〜2:38あたりとか)、
聞いていると、異界か魔界に引きずりこまれそうになり、たいへん心地良い!
これに似た音楽は、他に、あまり思いつきませんな。
独特かつ異様な世界だと思いますが、ただ奇異なだけではなく、私は音楽的にとても気に入っています。
- -
- -
- -
エッシェンバッハのマーラー
- 2016.11.20 Sunday
- 01:35
Youtubeで色々検索していたのだが。
私が子供の頃、擦り切れるほど聞いたピアニストに、クリストフ・エッシェンバッハさんという人がいました。(現在は指揮者)。
よくモーツァルトやベートーヴェン、ブルグミュラーやツェルニーなどのピアノ曲を聞きましたが、
特にシューベルトは絶品でした。(即興曲とか)
で、彼がマーラーを指揮している動画を見つけてしまった!!
こちらは交響曲第9番の第4楽章より。
僕が、マーラーで最も好きな曲の一つ。
バーンスタイン指揮のほうが好きではありますが、でも中盤〜後半とか、なんともエッシェンバッハさんらしいと感じるテンポ・フレーズの表現があり、ニヤけてしまった。
こちらは交響曲第8番。(全曲)
(※音質がイマイチなので、もし初めてこの曲を聞く方は、もっと良い音のCDや動画で聞くほうが良いと思います)。
この曲は、私は合唱メンバーで歌ったことありますが、(その時の指揮はシャルル・デュトワ氏でした)、
大好きな曲なので、エッシェンバッハ指揮の動画を見つけ、高まりました!
感動的で分かりやすいストレートな音楽なのですが、異常に長大ではある、、、
個人的に好きなのは、39:30からのバリトンソロとか、(恍惚の美旋律!)
41:20からのバスソロとか、(オーケストラと声が渾然一体となって、のたうち回るような凄まじい世界!)
その後、時々出てくる児童合唱の旋律は、常に軽やかでマジカルなので、児童合唱のシーンも非常に気に入っています。
さてエッシェンバッハ氏、この長大な曲を、どうやら暗譜で振っているっぽいので、やはり普通じゃないと感じた。
11:44〜17:00あたりのスリリングな部分など、ムキになるほど燃えていて、(バランス感覚の見事さや、物静かな音楽作りも真骨頂な人なのに)、
リズムやグルーブが加速・スパークするような印象で、「変わってないなー、この人」、と思いました。^^;
(ツェルニーやブルグミュラーのピアノ演奏も、基本的には上品で静謐なのですが、たまに、加速するほどスパークして弾いていたのを思い出しました)。
あと、この曲は、何と言っても最後のシーン!
1:20:28からは、あらゆる音楽作品の中で、最も素晴らしいものの一つだと感じています。
霊妙にして深遠!怖ろしいほどです。
特に、1:23:15あたりから、ソプラノソロ二人が合唱に交わるところなど、
旋律も和音の移り変わりも、妖しくも深々とした雰囲気!
歌っていても、CDで聞いていても、身も心もどうにかなってしまいそうです。
- -
- -
- -
マーラー聞いてます
- 2016.11.07 Monday
- 01:54
こんばんは、ご無沙汰しています。
ブログ久しぶりですが、生きております、暮らしております。
さて、たまに猛烈に聞きたくなる作曲家マーラー。
とても好きな作曲家の一人です。
先日スコアを買ったので、久々に聞き込んでますが、やはり好きですね。
李白や孟浩然の漢詩をドイツ語に訳し、そのテキストに作曲された「大地の歌」。
その第一楽章です。
冒頭とか、格好良すぎ!
悲痛なテノールの絶唱!
オーケストラも雄弁で、その音楽的内容の濃さに、大いに胸を打たれます!
歌のバックで、様々な楽器が複雑に入り乱れ、様々な裏メロを奏でています。
すこぶるマーラーらしいと感じさせます。(※この作品、マーラー作品の中では、多声性・複雑性は控え目なほうだけど)。
ねじくれたような一筋縄ではいかないメロディーラインですが、
ただ難しいことをやっているのではなく、非常に歌詞の内容に寄り添ってもいます。
一つ和音が変わるたび、一つフレーズが奏でられるたび、
私は、切ないほど心が動かされてしまいます。
曲の変化に伴って、悲しみだったり、慰めだったり、自虐だったり、諦観だったり、切なさだったり、孤独感だったり、空元気だったり、叫ぶようなパッションだったり、救いを求めるような祈りだったり、、、
そのような、言葉には出来ないような様々な感情・感覚が、曲の進行とともに、次々に溢れ出すように感じさせられます。
身も心もどうにかなってしまいそうなほどだ。
それでいて、もちろんエンターテインメントとしても最高にカッコイイので、そこも素晴らしいと思いますが!
(※もしご興味ある方は、「大地の歌 歌詞 対訳」とかで検索し、歌詞(対訳)を読みながら聞いてみて下さい)。
同曲の第三楽章。
第一楽章よりも、さらに中国風の雰囲気。
気軽な明るさもあり、たいへん聞き心地が良い。
例えば1:25のヴァイオリンとか、一瞬、二胡を思わせるような部分もあったりするが、
調性の微妙な移り変わりや、テンポの移り変わりも多用され、
単に民族音楽の模倣・流用ではない、マーラーの変態性、いや、天才性が存分に発揮されているように思われる。
同曲の第五楽章。
これも好き。
この第五楽章の歌詞の内容は、
「人生なんて夢みたいなもんじゃねえか?わざわざ努力や苦労なんかせず、俺は酒を飲むぞー、限界まで飲むぞー!んで、これ以上飲めなくなったら、千鳥足で歩いて、ぶっ倒れて、心地良く眠るのさー。フハハハハ〜!」
みたいな内容です。
明るいのだか暗いのだか分からん感じ(笑)。
そんな気分や情景を、マーラーは見事に表現していると思います。
テンポも大揺れなのは、酔って千鳥足でフラフラしているのが表現されているし、
酔っ払って気持ちが大きくなった感じのメロディーも、とても歌詞に寄り添っています。
このライブ動画は、バーンスタインの指揮も素晴らしいし、ルネ・コロの歌唱も素晴らしいと思います。
いやはや、しかしマーラー素晴らしい、
今日とか、スコアを見ながらピアノで弾いてみたりもしていますが、いったいマーラー先生は、どういう頭の中だったのかと思います。
複雑で緻密ながら、音楽的には、決して分かりにくくなく、表現したいことが素直でストレートで、そこも好きですね!
以前、交響曲第八番は、合唱団員の一員としてステージで演奏したことがありますが、
複雑で緻密ながら、最後のシーンなど、歌いながら救われるような(?)、天に召されるような(?)、霊に取り憑かれてしまうような(?)、
本当に凄い作品でした。
ブラームス「ドイツレクイエム」なども同じことが言えるかもしれませんが、このような偉大すぎる作品は、CDや演奏会で聞いただけでは、いまいち素晴らしさが伝わりにくい、という傾向もあるように思えます。
何ヶ月か必死で練習し、実際に自分で演奏してみて、ようやく、作品の入り口付近のニオイ・雰囲気を感じることが出来た、という印象でした。。。
その他、私がマーラーでとりわけ好きなのは、やはり交響曲第九番の第三楽章・第四楽章や、交響曲第十番(未完成)アダージョや、交響曲第八番や、
あと交響曲第三番の第五楽章なども、軽妙で美しくも、この世のものとは思えない禍々しさ・深々とした雰囲気で、たまに無性に聞きたくなります。
- -
- -
- -