最近の鑑賞
- 2016.03.21 Monday
- 16:58
いくつか、最近よく鑑賞している曲を紹介させていただきます。
PATHFINDER「Sons Of Immortal Fire」
今、一番好きなバンドの作品…、その中でも、最も好きな曲の一つです。
ミステリアスかつヘビーなイントロから、まず0:50からのAメロ。ヴォーカルも素晴らしいが、作曲が天才的!
不穏さもあって、素晴らしいものだ。
1:30からのBメロ(?)は、対照的に、ハートフルな感じのフレーズ。
そして1:52からのサビは、聞くだけで心のキャパシティーが広がる感じ。
広大かつ壮大で、なおかつハートフルというか、ヒューマンな感じがします。
2番サビの後のギターソロも、テクニカルかつ歌心満載で、素晴らしいの一言!
(※ちなみに、このバンドのほとんどの曲は、ベーシストのアルカディウシュ・E・ルースさんが中心に作曲しているようです)
PATHFINDER「Beyond The Space,Beyond The Time」
こちらも同じバンド。あらゆる音楽作品の中で、最も好きな曲の一つです。
これは、本当に素晴らしい曲だと思う!
腰を抜かすほど驚くし、ロマン・共感性が素晴らしく、個人的には、解放されるような感じや、救われるような感じすらする。
(これほどとてつもない曲が、世界中で絶賛されていない現状に、私は怒りすら覚える。もちろんメタルファンなら知っているだろうが、もっと広く知られて欲しい)。
ただし、この曲…、一般的な歌ものの形式によって作られていないので、理屈通り・形式通りに聞こうとすると、イマイチ入ってこないかもしれない。
何度か聞いて、一緒に口ずさめるようになると、俄然素晴らしくなるので、ぜひ何度か聞いていただきたい。
構造理解のために書いておくと…、0:23からAメロ(8小節フレーズを2回)、0:41から間奏(0:48あたりのリズムが肝?)、1:00からBメロ(8小節フレーズを2回)、1:20からCメロ(歌手が変わり8小節フレーズを2回)、1:39からDメロ(ソプラノで16小節フレーズを2回)、2:17からGメロ(もとの歌手に戻り、煽るようなフレーズ)、2:35からサビ(ツインヴォーカル風)、
そんな感じだろうか。
どのフレーズも最高だが、特にサビは素晴らしいの一言!
(あと、CメロとDメロとGメロも、心底好きでたまりません)。
さて、3:34からの2番は、Cメロの後、Dメロ(ソプラノ)のフレーズが無くて、すぐにGメロに行きます、
そして私は、ここで腰を抜かす!!!!
Gメロの後、1番と同じように、4:30からサビを期待するのだが、肩透かしを食らう!
サビが来ないで、別のフレーズを挿入し、ようやく4:49からサビなのである。
はじめて聞いた時、4:30で、私は椅子から転げ落ちるほど衝撃を受けたものだ。
1番のパターンを崩しているので、意表をつかれ、ズコーッ!という感じでした。
恐ろしいほど自由自在な作曲技術である。
いや、技術というより、精神力や発想力が凄まじいのかもしれないが。
ちなみにこのサビは、もう一度後半に現れるが、まず9:02で「サビもどき」のようなものがあり、その後、9:17でようやくサビ。
しかも、1番よりも長いというか、ここに来て、ようやくサビをフルサイズ聞かせるのである!
(1番のサビは短縮形でしかなく、2番のサビも終止和音が変則的。つまり聞き手は、ここでようやく、ちゃんとサビをフルで聞くことが出来るのである。作曲者さんの自由な精神には、驚かされるばかりだ。最後の最後まで、一番美味しいところを食べずに取っておく感じか?)
つまり、この音楽作品は、(作曲者の心情や内面を)「表現する」「見せる」「聞かせる」というオープンさが基本ではあるのだが、
同時に、あえて「表現しない」「見せない」「聞かせない」という、いわば「謎」のような部分も内在している、、、
奥行きや奥ゆかしさに圧倒されます。
基本的には、分かりやすい音楽なのですが…、時折、理知や感情では計り知れないような(?)、どこから持って来たか分からないような(?)、
要は、ありがちなパターンや常套句ではなく、人知を超えてしまったような自由な発想も、非常に多いように感じます。
…それでいて奇異ではなく、作為的でもなく、小難しくもなく、むしろ普遍的・快楽的・自然発生的に聞こえるから凄いのですが。
(※ジャンル問わず、私がリスペクトする作曲家・バンド・アーチストは、ほとんど皆さん、「人知を超えた」ような感じのニュアンスを持っているように感じます)。
さて、話をこの曲に戻すと、
最後の終わり方も、(最後の20秒間くらい)、これでもかとコテコテに全身全霊を込めていて、私は感銘と驚愕のあまり、椅子から頭から転げ落ちた。
しばらく立ち上がれず、這って生活するより他なかった。
これだけ自由自在に作曲できたら楽しいだろうな。
そして、私も作曲で、こういう全身全霊のチャレンジを今後もしていきたいと思うと、理想の遠さに不安を感じないと言ったら嘘になるが、しかしそれ以上に、体内を歓喜の感覚が突き抜けるのである!
さて、この曲の構造の見事さ・緻密さ・奥行き、お分かりいただけたであろうか?
しかしながら、構造の見事さ以上に、やはり一つ一つのフレーズの美しさが素晴らしいとも思います。
特にCメロやDメロやGメロが素晴らしいし、さらにも増して、サビの解放感は本当に胸が熱くなる。
演奏テクニック・壮麗オーケストレーションばかり注目されがちなグループだが、それ以上に、メロディーセンスや作曲の底力が凄いと思う。
クールな音楽やオシャレな音楽が好きな人は苦手だろうが、熱いハートのメロディアスな音楽が好きな人には、ぜひオススメしたいものである。
(クラシックでも、ベートーヴェンは暑苦しくて苦手とか、ショパンやチャイコフスキーは甘すぎて苦手という人も少なくないが、このバンドも、そういう系統の音楽だと思う)。
PATHFINDER「The Lord Of Wolves」
こちらも同バンド。
この曲も好きです。
個人的には、やはりこのバンドの音楽は、ショパンとかチャイコフスキーとかの系統だと思う。(もちろん曲想は違うけど)
私はこういう、分かりやすくて、深々とした奥行きがあって、とことんメロディアス&ハートフルを極めたような音楽が大好きだ。
「シンフォニックでメロディアス」という枠の音楽なら、このバンドは、人類史上最強の作曲能力ではないかと思う。
しかも、分かりやすいのに陳腐にならず、ありがちな常套句・テンプレートにも頼りすぎず。
すなわち、メロディーや楽想の自由さ・広大さ・壮大さ・奥行き・ロマンが素晴らしい。
クラシックの交響曲とかと同じで、何度も聞いて一緒に口ずさめるくらいになると、俄然、素晴らしくなると思います。
この曲だと、個人的に好きなのは、まず冒頭のオーケストラの勇壮さ、そして0:45からのAメロの畳み掛ける曲想、1:04に挿入されるオーケストラのフレーズの素晴らしさ、
1:24から再びAメロで、1:43から風向きが変わり胸が熱くなるようなBメロ、
そして1:52からのサビは、この作曲家さんらしい、胸を打つメロディーが素晴らしい!
あまりに好きなので、当ブログ、PATHFINDERというカテゴリーを新設しました。
当記事では、3曲のみの紹介とさせて頂きましたが、彼らの1stアルバムと2ndアルバム、全曲素晴らしいです、
もし気に入った方は、ぜひ聞いてみて下さい!
さて次は、ここ数日、よく聞いている曲を。
欅坂46「サイレントマジョリティー」
新手のアイドル?
最近Jポップはほとんど聞かないのですが、先日、ひょんなキッカケで聞き、とても良いと思いました。
曲が素晴らしいと思いました。
特にサビ。
大人数でユニゾンで歌うと映えるタイプのメロディーだろうか?(大人数で歌う前提のメロディー)
作曲者さん素晴らしい。
歌詞も好きで、とても共感します。
無茶な夢を追いかけている以上、こういう心境が常態で構わないのではないかと思う。
個人的には、むしろカラッと明るい気持ちにさせてもらえます。
それにしても、センターの子の目力とか表情とかが、とても曲に合っていて素晴らしい。
乃木坂46「今、話したい誰かがいる」
こちらも先日聞き、曲が素晴らしいと思いました。
やはりサビ。
こちらも、ソロシンガーが歌うより、大人数で歌うためのメロディーというか(?)、あらためてユニゾンの美しさ・力強さを堪能させていただきました。
- -
- -
- -
ELP
- 2016.03.12 Saturday
- 22:48
突然の訃報、
ELPのキーボーディスト、キース・エマーソン氏。
ELP、中学生頃から大好きでした。
アルバム「タルカス」や「恐怖の頭脳改革」は、何度も聞き倒しました。
(あとELPではないけど、アニメ「幻魔大戦」の音楽なども好きでした)。
鍵盤プレイが華麗なのは言うまでもないが、それ以上に、作曲家として魅力的だと思います。
キース・エマーソン節というか(?)、聞いたら一発で彼の曲だと分かる独自性があり、素晴らしい。
ご冥福をお祈りします。
やはりカッコイイ!
この曲、好きなのですよね。無駄に大仰で、無駄にヒロイックで。(無駄じゃないけど)
プログレ的なフレーズも決して難解ではなく、むしろ一緒に歌える感じの爽快感・壮大感!
強引な歌メロや大仰な楽想、好きである。
大曲「タルカス」の一部分、「アクアタルカス」だァァァ〜!
短いイントロの後、シンプルなオスティナートの繰り返し。
なのに、引き込まれる中毒性、陶酔性…。
やはり素晴らしい!
途中のドラムソロ、ドラなど叩きまくって、この世のものとは思えない格好良さ。
メガトン級だな。。。
- -
- -
- -
はじめました
- 2016.03.06 Sunday
- 00:33
今更ですが、Twitterはじめました。
https://twitter.com/shimpei_yama8
よろしければフォローお願いいたします!
- -
- -
- -