楽曲紹介

  • 2015.10.25 Sunday
  • 00:21
おもむろに、お気に入りの楽曲を幾つかご紹介。



 
メレディス・モンク作曲「Scared Song」
 
現代音楽の作曲家であり、パフォーマーでもあるモンクさんの作品。(自作自演)。
 
中盤以降、なかなか面白い音源です。
 
独特の発声。独特の歌い回し。
 
とは言え、非常に分かりやすい音楽。
 
途中のゴツゴツしたピアノも、とても良い。


 
モンクさんは、奇異な歌唱やパフォーマンスばかりが注目されがちでもあるが、私は曲も好きです。
 
寒々とした響きが好ましい。
 
バッハ以前の中世の聖歌や、あるいは、もっと昔、
 
12世紀のノートルダム楽派あたりの曲すら思い出させるような響き。


 
物憂げでありつつ、根源的で原初的でプリミティブ。
 
個人的に感じるのは、「人間らしさ」よりも、「動物らしさ」や「生物らしさ」だろうか?
 
あるいは、宇宙や霊との交信っぽい感じか?


 
人類が太古の昔に忘れてしまった、人間や生命の本質を思い出させてくれるような感じもして(?)、そういう意味では、懐かしいような感覚もあります。
 
あるいは、少しだけ「ボコスカウォーズ」っぽいとも言えるかもしれないが。^^;
 
(※「ボコスカウォーズ」とは、ファミコン初期のRPG風ゲームです。クソゲーなのだが、独特の不思議な味わいがありました。BGMが恐ろしく陰鬱で、石造りのお城や聖堂を思わせるような、一風変わった中世風の楽曲であった。操作性「あた」。スクロールに取り残されて戦線から脱落する仲間達)。












 
ジョン・タヴナー作曲「奇蹟のヴェール」より
 
こちらも現代の作曲家。
 
妖しすぎる音楽!≧(´▽`)≦
 
でも美しい…!
 
聞いた瞬間、あまりの妖しさに笑いが込み上げる。
 
この作品のように、音楽の伝統や常識や流行に迎合せず、とことん己の作風にこだわっている感じの作品は、聞いていて痛快だ。
 
「やりきってる感」が心地良い。












 
ジョン・タヴナー作曲「The Lamb」
 
こちらもタヴナーさんの作品。
 
妖しくも神秘的な美しさ。
 
長調とも短調とも言えない、独特の旋法的なニュアンスがたまらない。
 
それでいて、ヒーリング音楽やイージーリスニング的なほど親しみやすくもある。(←もちろん褒め言葉)。
 
この曲は合唱団の一員として歌ったことがありますが、歌っていると深い哀しみを感じるのですが、なぜか癒される感じもしたり、どんどん意識が無になっていく感じもしたりして、実に不思議な感覚でした。












 
ジョン・タヴナー作曲「God Is With Us」
 
もう一つ、タヴナー作品を。
 
こちらは、ちょっとグルジアあたりの合唱を思わせるだろうか?
 
素朴な分厚いハーモニーと、やや民族音楽的な男声ソロが心地良い。
 
曲調・響き・サウンドは、あまりクラシック風ではない。
 
というのも、クラシックの禁則「平行5度」などが多用されているので、クラシックの合唱とは、響きが全く異なるのだ。
 
(バロック・ルネサンス以前の、中世の合唱の響きに少し似ているかもしれない)。
 
聞いていると、今ここの時代ではないどこかにタイムスリップしてしまうような(?)、あるいはワープしてしまうような(?)、
 
そんな不思議な印象を感じます。












 
メレディス・モンク作曲「Gotham Lullaby」
 
ふたたびモンク氏。
 
やはり中盤、独特の歌い回し。
 
冷たく簡素で物憂げなピアノも素晴らしい。












 
メレディス・モンク作曲「Panda Chant 2」
 
こちらもモンク作品。
 
ミニマル要素も感じられる。
 
この作品も、やはり、根源的で原初的な境地を探求しているように感じられる。(呪術的な感じさえします)。
 
山下は現代音楽とかも演奏する団体に所属していたこともあるので、こういう感じの曲も何度も演奏しましたが、なかなかトランス感覚が心地良いものです。












 
メレディス・モンク作曲「The Tale」
 
もう一つモンク氏。
 
貴重なピアノ弾き語り映像。
 
圧倒的パフォーマンスと言って良いと思う。
 
曲調は、軽やかで陽性。
 
やはり、独特の発声。独特の歌い回し。
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    ブリザド

    • 2015.10.07 Wednesday
    • 15:13
    最近、北欧・ロシア付近の作曲家に惹かれている。(近現代)

    有名どころではシベリウスあたりですが、彼の作品は少ししか聞いていなくて、

    (※シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」は聞きやすい名曲。オススメです。私は、交響曲の6番とか好きですがね)。

    最近よく聞いたりスコア見たりしているのは、アルフレット・シュニトケ、アルヴォ・ペルト、ヘンリク・グレツキあたり。

    カバレフスキーの子供のためのピアノ曲集(op27)なども、30年ぶりくらいで弾いてみたが(笑)、旋法的なメロディーと言い、適度な不協和音と言い、記憶している以上に素晴らしいものであった。

    (あと、北欧でもロシアでもないけど、ジョン・タヴナーやメレディス・モンクあたりの響きも、寒々とした聖堂のような感じがして大変惹かれる)。



    シュニトケ「合唱のための協奏曲(Choir Concerto)」は15年ぶりくらいで聞き、スコアも久々に引っ張り出してみたが、やはり、とてつもない曲だと腰を抜かしました。

    重く、暗く、寒々として、発想・創作に遠慮や容赦がなく、堅固で執拗!

    素晴らしいものだ。



    上記のような寒々とした雰囲気の作品を、秋が深まり、気温が下がった夜中に聞いたり弾いたりしていると、骨の髄まで凍えてしまうような感覚に襲われる。

    なかなか乙なものである。
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      福引とか

      • 2015.10.07 Wednesday
      • 14:58
      こんにちは。

      先日、福引が当たりましたわ。(・∀・)

      池袋サカゼンでシャツを買ったのだが、(いいやつ)、

      シャツ購入後、ガラガラガラっと福引やらされて、3等が当たりました!

      ペットボトルの珈琲飲料、5本セット!(重かった…^^;)

      私は、基本的ニャー珈琲はブラックしか飲まないので、微糖のやつは誰かにあげるとして、しばらく珈琲を楽しめそうです。



      ちなみに私、服のファッションのアパレルは、だいたいAmazon購入か、

      実際にお店で買う場合は、池袋サカゼンか池袋ユウキヤ(東口店)が多いです。

      どちらのオミセも、私の好きなゴシック系の服が多く、

      あと、いわゆる「お兄系」と呼ばれる系や、もう少しロック寄りの品揃えが豊富で好ましい。



      特にユウキヤの二階は、とても好きな空間!

      いつも、なぜか薄暗〜い照明で、(商品が見にくい!笑)

      で、妖しいお香の匂いが充満していて、

      常に、暗めのメタルがかかっていて、

      店員も全く話しかけて来ないので、コミュ障でも、安心して寛げます。

      …要は、空間として、非常に癒される。

      かなりの異空間なので、非リア充の心のオアシスなのだ。

      世間で忌み嫌われるような服を見ながら、芳醇なお香の匂いに包まれて、爆音のメタルやデス声を聞いていれば、日常の哀しみも多少は癒されるってもんだ。

      そういう、暗くて妖しくて、耽美的で退廃的な音楽…、それでいて不思議に癒されるような曲を、不肖、私も作っていきたいものだ。
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