パットメセニー

  • 2015.01.17 Saturday
  • 19:47
たまに、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を見るのですが、(昨日も見たのですが)、
 
今クールのEDテーマが、パットメセニー・グループ「Last Train Home」でした!
 
パットメセニーは、ジャンルとしはジャズ?フュージョン?プログレ?
 
メロディーも美しいし、音楽的に見事な曲が多いです。(変態的な変拍子も多いが、小難しくはない。とにかく作曲センスが素晴らしい)。
 
「Last Train Home」は、パットメセニーにしてはシンプルで、とても分かりやすい曲。
 
シンプルですが、名曲だと思います!
 
久々に聞いたけど、静かな情熱や郷愁が湧き上がるような(?)、素晴らしい曲だなあ。





 
そんなわけで本日の記事は、パットメセニー祭り!
 
好きな曲を羅列したいと思う。
 
前々回記事はシューベルトの曲を幾つか紹介させて頂きましたが、よろしければ、今回もお楽しみ下さい。





 
これ、大好きな曲です!実に魅力的なメロディー!西洋的とも東洋的とも言えない、現代的とも古風とも言えないメロディーだと思う。(特に、この動画の52秒から始まるメロディーは、お気に入りです!)

個人的に、パットメセニーで一番スゲーと感じる曲かも。

いや、この曲は、パットメセニーの曲だけでなく、あらゆる時代の音楽・あらゆるジャンルの音楽の中で、最高に鳥肌が立つ曲の一つです。(※そういう曲、ジャンル問わず、私は4〜50曲くらい有りますが。笑)
 
さて、この「You」という曲…、序盤は、心の奥底のわずかな予感・予兆を、少しずつ探るようなニュアンス。言葉にならない、かすかな想いやインスピレーションを、丁寧に丁寧に探っている感じ。感情過多ではないが、心の奥底の哀しみ・喜び・諦観・希望・迷い・決意・愛・後悔・嘆きなどが、渾然一体に混じり合って、音楽として滲み溢れている気がします。
 
で、盛り上がってからのスケール感!これが凄い。私は、宇宙的にすら感じてしまいます。(なぜそう感じるかと言うと、コード進行とメロディーの関係性だと思うのですが、そのあたりの解説は割愛)。
 
で、その後のギターソロやピアノソロも好ましい!華麗なテクニックも見せつつ、一つ一つの音が泣いているかのようだ。特にパットメセニー氏のギターソロは、お気に入りです!深い内省と瞑想が素晴らしい。
 
で、また歌に戻ってからは…、来たァァァ!無限の広がりィィィ!ウヒョーだな!
 
最後の終わり方も、明確な終始和音でなく、余韻を残すような和音で終わるのがとても気に入っている。

あと、単純に、「歌手の肺活量すごいなー」とも思う(笑)。裏声多用で、息の長いフレーズも多いので。





 
 
この世のものとは思えないほど美しい曲。揺らぐテンポや調性が美しすぎます。労わるような優しさも感じますが、ちょっと近寄りがたい、霊妙で神聖な雰囲気も感じます。(少しだけ、エンヤの清楚さとかも思い出す)。
ピアノのライル・メイズさんのタッチも、繊細で素晴らしい。





 
かっこいいピアノとリズムにのって奏でられる、実に魅力的なメロディー。特に、51秒〜1分8秒までのメロディー!とてつもなく好きです!単純なメロディーなのだが、他のどこにもないオリジナリティーが感じられる。(なのに奇抜ではなく、むしろ親しみやすくて、普遍的にすら感じられるから凄い)。

西洋的とも東洋的とも感じない、斬新とも古風とも感じない、ジャズっぽいともロックっぽいともクラシックっぽいとも感じない、不思議なメロディーだと思う。

全体的に南国やラテンの影響は強いのでしょうが、51秒〜1分8秒は、少なくとも私にはカテゴライズ不可能。

「○○っぽい」「○○風」という定義が、あまり出来ないメロディーだと思います。

…強いて言うなら、「パットメセニーっぽい」。あるいは、「生命っぽい」「人生っぽい」「人間っぽい」「動物っぽい」、etc…。





 
■「Yolanda,You Learn」
https://www.youtube.com/watch?v=mlalQ2LEhWI

この曲も、かっこいいピアノとリズムにのって奏でられる、実に魅力的なメロディー。ゆるーい感じの、とぼけたメロディーですね。なのに、シャープな印象も強いから不思議だ。

演奏も、タイトでセンスが良くてキレキレだ。とてつもない凄腕集団!
最後1分間くらいの演奏が、特に好きです。

約9分の長い曲。2分30秒あたりから何度も繰り返されるメロディーは、息が長ーい!でも、掴み所が無いわけではないと思う。広大な風景が見えてくるようで、実に心地良い音楽だ。

この曲は変拍子なのだが、変拍子をやること自体が目的ではないように感じられる。では、何が目的かと言うと…、「広々とした雰囲気を醸し出し、それを味わうこと」。そこが、あくまで第一目標。なので、小難しい変拍子ではなく、自然に心にスッと入ってくる印象です。とにかく、「どこまでも広がる風景!」「どこまでも広がる自由な心!」、そんな印象の曲ですね。
 
いやーしかし、この曲もオリジナリティーあります!ありきたりなテンプレートに即して作曲している感じが皆無。…世の中の大半の音楽は、はじめて聞いた曲でも、(生演奏のアドリブでさえ)、既にどこかで聞いたことがあるような(?)、もちろん音楽というものはそれが大事で、ある程度、お決まりのルールやテンプレートや伝統に則しているからこそ、万人が楽しめるのではある。私自身、どちらか言えば、形式美に則った分かりやすい音楽が好きですし。
 
パットメセニーは、そのあたりのバランス感覚も見事だと感じます。伝統美・形式美・パターン・テンプレートに則した「分かりやすさ」を保ちつつ、同時に、ちゃんとハートに根ざしている感じや、彼にしか作れない個性・独自性も感じられるので、素晴らしいと思う。…もっとも、パットメセニーに限らず、私の好きなアーチストや作曲家は、皆さんそういう傾向があるかもしれないが。






■「Last Train Home」
https://www.youtube.com/watch?v=Sq5oqY3-vhg

この記事の冒頭でも紹介させて頂きましたが、締めはこの曲!やはり素晴らしい曲だ!
この動画も好きです。パットメセニーさんがカメラ目線でギター弾いていて、若干、サイバ○に似ていて笑える。

 
一見、カメラ目線で不敵な笑みに見えるも…、よくよく見ると、「やさしさ」?「あたたかさ」?私は感じます。友人や家族や同胞への「連帯感」というか。
 
広々とした大地のような、懐の深い音楽だと思う。
真っ直ぐ人生や人間を肯定するような、生命賛歌だと思う。






以上です。

もちろんパットメセニーの曲が全て好きというわけではない。

どんなアーチストであれ、どんな作曲家であれ、どんなジャンルであれ、
「この作曲家の作品は全て好き!」「このジャンルの曲は全て好き!」、
 
そういう感覚は、私は持ってないです。

大好きな作曲家やアーチストであっても、「特に好き!」と感じる曲があるということは、必然的に、イマイチ好きになれない曲があるのも、当然のことだ。

 
でも上記のパットメセニー曲は、どれも「最高!」と感じる曲ですね。
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    新年

    • 2015.01.03 Saturday
    • 21:53
    遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

    今年もよろしくお願い致します。

    お互い良い一年となりますように!

    短いですが、ご挨拶のみで。

    ではまた!


     
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