2013.6.29

  • 2013.06.29 Saturday
  • 14:32
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(マトマリ。)

芸能人もすなる自画撮りといふものを、凡夫もしてみむとてするなり。

こんにちは、お元気でしょうか。

私は頭髪が多く、特に梅雨〜夏は、自分の体の熱で、髪の毛全体が膨張してしまう。

(合唱指導の後なども、動くし、汗もかくので、熱気で頭髪が倍増し、やたら頭部だけが巨大になってしまうものだ。みっともないものだ)。

ところが先日…、癖ッ毛の友人が、ブログで、「整髪料を変えたらセットしやすくなった」とか書いていて…、

私は、愕然とした。

そうか、整髪料を変えるという手があったか…。

私は20年来、スーパーハードムース系を使っていたのだが、

別に、こだわりや愛着があって使っていたわけでもなく、ただ何となく、最初に手に取ったものを使い続けていただけということに、今更ながら、気付いてしまった。

「他の整髪料を試す」という発想に、思い当たらなかった。

バカだった。

愚かだった。

浅はかだった。

だが、人生はいつでもやり直せる!

今こそ、他の整髪料を試すには、良い時間帯かもしれねえ!

というわけで、最近…、「クール・グリース」とか「ウーノ・グリース」とかを使いはじめ、なかなかにgood!

ついに私も、しっとりツヤツヤで、(常に濡れた感じ)、マトマリのある髪型が、可能になった。

で、感動のあまり、つい自画撮り。

横ピースはしていないが。(さすがに)。

今使っているのを使いきったら、ウーノやギャツビーの、ウォータージェル系も試してみるツモリダ。



などと言いつつ…、

実は、そんなことはどうでも良い。

曲書こう、曲を。

ここ半年近く、独学で学んできたことが、少しずつ身について来た感じ。

ぼちぼち、その技術を駆使して、プロテストや売り込む用の曲を書くか…。



先日たくさんアップした、ミュージカル映画の動画のような、

あるいは、ベトちゃん、シュベちゃん、ショパちゃん、ビートルズのような、

あるいは、大好きなアニソン曲やアイドル曲のような、

すなはち…、死ぬほどバカらしくて、死ぬほど心地良くて、死ぬほど実直で、死ぬほどキュンと切なくて、死ぬほどハートフルで、死ぬほど快楽的で、死ぬほど真面目で、ささやかな祈りや静寂や感謝に満ちた音楽…、

そういう音楽を、いかに作っていくか、いかに浸り、いかに味わっていくか、いかに仕事として実現していくか…、

それしか考えていないですね。

二十歳くらいから、私はそれしか考えてないし、色々チャレンジはしてきたけど、まだ、仕事には出来ていないのです。(^^)

作曲家志望なんて、掃いて捨てるほどいるし、もし私が勝ち取って実現できたら、誰か別の作曲家が失職するかもしれない。

だから、他者との競争というより、ただ単に、自分が惹かれる道に進むのみ、ですね。
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    続き

    • 2013.06.29 Saturday
    • 14:27
    『ムトゥ』以外にも、私は、ボリウッドのサントラCDを何枚も買って、よく聴いていた時期あります。(インド・ポップス)

    私は、この『ムトゥ』という作品も、“色物”的で、単におバカなだけで、物珍しいだけの音楽だとは、全く思っていない。

    普遍的に、素晴らしい音楽だと思っているのだ。


    しかも、『ムトゥ』の音楽を聴いても…、

    私は、あまり「インドっぽい」という感想は、感じないのですねー。これがまた。


    例えば、私の場合、ベートーヴェンやブラームスやバッハを聴いても、「ドイツっぽいなあ」というような感想がメインなのではなくて…、

    それより、まるで自分自身の喜びや哀しみとして、共感できたり、心を打たれるからこそ、素晴らしいと感じるのだ。

    ビートルズやクイーンを聴いても、「イギリスっぽいなあ」という感想がメインなのではなくて…、

    それよりも、ただただ共感したり、気分がハイになったり、ノリノリになったり、キュンと切なく胸を打たれたりするから、大好きなのだ。

    『ムトゥ』も、それと同じことだ。

    音楽そのものに感動しています。

    (「自分とは無関係の異国の音楽」ではなく。「自分自身の喜びや哀しみとして、共感しながら聴いている」、みたいな感覚です)。


    私とて、ドイツっぽさや、イギリスっぽさや、インドっぽさに、気付かないわけではない。

    人種や国ごとの、音楽性の特徴・違いに、気付けないわけではないし、リスペクトしないわけでもない。(むしろ、心からリスペクトします)。

    それに、文化や社会情勢と無関係の音楽も、あまり、無いのではないかとも思う。

    でも、そういう部分のみを感心したり学んだりすることが、私の場合は、感動のメインではない気がする。

    私にとっての「感動」や「共感」というものは、人種・国籍・性別・年齢・世代などを越えて迫って来るものだと、感じています。

    つまり、聴きながら、まるで自分自身の喜びや哀しみとして共感できたり、心を打たれる感じですね。

    (単に、私が、そういう聴き方が好きなだけかもしれないが)。

    私の中では、『ムトゥ』も、そういうレベルの素晴らしい音楽です。

    YMST-bot
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      『ムトゥ 踊るマハラジャ』

      • 2013.06.26 Wednesday
      • 22:46
      『ムトゥ 踊るマハラジャ』も、私は、非常に好きな曲ばかり。

      映画は、1回しか見ていないが、歌のシーンは、何回も何回も見たなあ。(DVDもサントラも、もちろん所有している)。

      『クルヴァーリ村で』
      この曲、『ムトゥ』で一番好きかも。「恋のはじまる瞬間」の歌。冒頭、とぼけたベースラインと、歌のメロディーラインの調性が食い違っていて、非常にマヌケな印象が心地良い。でも、中盤の切ないメロディーは、本当に素晴らしいなあ!(直情的な、切ないメロディーライン)。全体的に、恋や人生というものに対して、非常にネアカで、オープンな感じがして、とても心地良い。そして…、この曲の映像美は、本当に凄い!息を飲むほど美しいと感じます。ゾウに、パラソルに、天女みたいな衣装に、妖しい七色の空の色!これは、ほとんど桃源郷じゃないですか!?ああ、何て美しいのだろう、何て美しいのだろう…。良い夢を見させてくれます。(この曲を聴いているだけで、この映像を見ているだけで、私は、「生まれて良かった」とえ感じる。聴けば聴くほど、嬉しくなる)。曲も映像も大好きです。恥じらいと官能に満ちた、女優さんの演技も素晴らしい。

      『菜食の鶴』
      この曲も楽しいなあ!(曲は、この動画の、2分5秒あたりから始まります)。「緊張するとシャックリが出る」、というキャラがいて…、その子のシャックリのリズムに乗って、歌がはじまる。…例えば『ハイスクール・ミュージカル』などでも、時計の秒針の音や、バスケのボールのドリブル音が、いつしかリズムになり、グルーヴになり、曲のイントロになっていった。そういうふうに、生活音がリズムになり、「いつの間にか曲がはじまる」のは、私は、とても楽しい。この『菜食の鶴』、曲自体も、もちろん大好きだ。『クルヴァーリ村で』と同じく、やはり、恋や人生というものに、ネアカで、オープンで、積極的なムードに満ちていて、心地良い。インストの間奏部分なども、非常に素晴らしい音楽性だと思う。(曲の途中、鳥の鳴き声の効果音に合わせ、なぜか人間の娘がさえずっていたり、噴水の水に飲み込まれ、オダブツになってしまう男がいたり…。そのあたりのセンスも、良い意味でナンセンスで、無茶苦茶で、おバカで、笑えて仕方ない)。

      『ティラナ・ティラナ』
      まさに豪華絢爛な曲!冒頭のリズミカルなシーンもカッコ良いが、私は、中盤が特に好きだ。(この動画だと、2分〜3分あたりとか、4分〜5分あたりとか)。とにかく、とろけそうなほど甘い!とろけそうなほど切ない!悩ましいほど官能的で、切なすぎるメロディー!何と人間らしくて、何とハートフルなメロディーだろうか。ああああ〜、好きだなあ!この曲も、やはり、恋や人生というものに対して、非常にストレートで、オープンで、心地良い。私のような、恋愛経験が少ない人間でさえ(?)、素直に、「恋って良いなあ」と感じるし…、いや、「恋愛」に限らず、「人生は、人と人との出会い・関わりだな。どんな人とも、こだわりなく楽しくオープンに接したいものだ」などと感じさせてくれて、大変に心地良いです。(←この曲の持つ、開けっぴろげでオープンな気質が、そんなふうにも思わせるのだ。この曲のテーマとは、食い違うかもしれないがね)。曲の終わり方も、ふざけていて、バカっぽくて、大変よろしい。

      3曲とも、直情的で、切なくて、ハートフルで、音楽の悩ましい魅力に溢れている。このセンチメンタルな甘さ・切なさは、ショパンとだって良い勝負だろう。3曲とも、本当に素晴らしい曲だと感じます。
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        『Little Shop of Horrors』

        • 2013.06.26 Wednesday
        • 22:44
        『Little Shop of Horrors』というミュージカル映画も、トテツもなく好きです!

        SFホラーコメディなのだけど、泣けて仕方ないシーンが多々あるし、ストーリー展開も面白い。

        何より、音楽が超絶に素晴らしい!(作曲は、あのアラン・メンケン氏)

        オススメです!

        その中から、特に大好きな2曲を。

        『Dentist』

        人格崩壊したサディスト歯科医の歌う、破天荒ソング。ジョジョぽく言えば、「俺の天職はァァァ〜!!歯科医ィィィ〜!!」みたいな感じの歌だ(?)。無茶苦茶だ。無茶苦茶な歌であり、無茶苦茶な演技だ。この俳優さん、歌も演技もダンスも、実に素晴らしいなあ。まさに快演!(途中、なぜかカメラ目線になるところも、私的にはツボ)。この動画だけ見ると、ちょっと不謹慎な感じもするかもしれないけど、映画全体のストーリーがコメディでもあるので、抵抗ないと思う。とにかく楽しいし、曲が大好き。

        『Suddenly,Seymour』

        これは、とにかく泣けるラブソング。実に心を打つシーンであり、心を打つ歌詞であり、心を打つ名曲だ。メロディー、好きだなあ!…内容的には、自信が無くて、気弱で、DV受けてる女性が…、もう一度、人生を前向きに生きていこうとするような曲。ラブソングでありつつ、ラブソング以上のものが表現されていると思う。「いつでも人生はやり直せる」、「人と人は支え合える」、そんな感じの普遍的なテーマを感じるのだ。涙を禁じ得ない、実にハートフルな曲だと感じます!(曲も、単なるラブソングを越えた、人類愛的なスケールを醸し出していると思う)。

        アラン・メンケン氏は、やはり、単純明快なメロディーの中に、深い精神性や、底なしの楽しさを表現できる作曲家だなあ、と思う。(ディズニー映画の、『アラジン』『美女と野獣』『リトル・マーメイド』『ポカホンタス』『塔の上のラプンツェル』などを作曲した人です)。ディズニー映画の歌のシーンが好きな方には、この『Little Shop of Horrors』も、ぜひオススメしたいです!
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          無題

          • 2013.06.26 Wednesday
          • 22:40
          そう言えば、小学生の頃。

          のど自慢か仮装大賞かクイズ番組か忘れたが、そんな感じの番組で、

          審査員達が、とにかく「外人」と「子供」の参加者(出場者)には甘くて、

          無条件に「合格」を出しまくる態度に、違和感を感じたことがある。

          とある審査員など、「外人さんなのに不合格にしてゴメンナサイ」とか、「お子さんなのに不合格にしてゴメンナサイ」とか言っていて、

          また別の審査員は、「外人さんだから発想が素晴らしい」とか、「お子さんだから発想が素晴らしい」とか言っていた。

          あまりにアンフェアで、差別的で、小学生の私は、テレビの前で呆れ返っていた。(一緒に見ていた弟も、呆れ返っていた)。


          のど自慢とか、ちょっとしたオーディション風の番組などでも、若い出演者に対しては、「若いのに素晴らしい歌いっぷり」「若いから勢いのある声」「若いからまだまだ未熟」などと…、

          結果が良くても悪くても、声や歌や芸そのものにはアドバイス・賞賛・批評をせず、全て、「若さ」のせいにしたりしている審査員もいて…、

          「なぜ、本人の個性や特徴に、ちゃんとアドバイスや感想や批評をしてあげないのだろう?」と思うことも、あった。


          年齢や人種や国籍なんて、本人の手柄でもなければ、本人の責任でも無いと思うのだけどなぁ…。

          だから、そこを褒めたり非難したりしても、仕方ないではないか。

          それより、芸そのものを、(本人そのものを)、褒めたり非難したりするべきではないか?


          「若いから未熟」とか言ってしまわず…、

          もし「未熟」なのだとしたら、どこをどう改善すべきか、アドバイスや批評をするべきだと思うのだがなぁ。

          (「若いから未熟」とか、「若いから根性や苦労や覚悟が足りない」とか言ってしまうと、「若者は未熟に決まってるから、若いうちは諦めろ」と言っているのと、ほとんど同じである。ある程度、それも真実なのかもしれないが…、でも、私は、「(若いから)ダメだダメだ」と言いすぎるより…、だったら、具体的にどこがどう未熟だと思うのか、どこがどうダメだと感じるのか、自分の意見・感想を、ちゃんと述べる人のほうが好きですね。「若さ」や「精神」をダメだと決め付ける前に、具体的に、どこがダメだと思う要因なのか。…だいたい、他者の根性や人格や精神性などを、完璧に分かったつもりになりすぎてしまうのは、失礼でもある)。


          逆に、「若いから素晴らしい感性」とか、「若さ溢れる素晴らしい演奏」とか言う人は、

          若者や子供なら、誰もが素晴らしい感性で、誰もが素晴らしい演奏を出来るとでも思っているのだろうか?

          そんなことない、と思う。

          素晴らしい演奏が出来る人間なんて、老若男女を問わず、そんなに多くはない。

          素晴らしい演奏が出来る若者は、その「若さ」が理由なのではなくて…、特別な才能を持っているか、もしくは、努力したかに決まっているではないか。

          何でもかんでも「若さ」や「人種」のせいにしすぎず、ちゃんと、その本人の才能や個性や努力を認めてやれば良いのに、と思う。

          YMST-bot
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            続き

            • 2013.06.26 Wednesday
            • 22:31
            ちなみにワタクシ、『ハイスクール・ミュージカル』みたいな作品を鑑賞しても、

            あまり、「若者っぽい音楽」とか、「若者向けの音楽」とは、感じないのですねー。これがまた。

            そう言う人も、とても多いのだけど。

            私は、『ハイスクール・ミュージカル』の曲は、世代・年代に関わらず、素晴らしい音楽だと感じています。

            現に、50代とか60代の方でも、『ハイスクール…』の音楽的な素晴らしさを、絶賛している知り合い、何人かいます。

            もちろん、人それぞれ好みが有るから、「誰もが必ず好きになる」なんて思いませんけど。

            (逆に、10代や20代くらいでも、嫌いな人もいるでしょうしね)。

            つまり、特定の世代・年代の全員が、全く同じ感性や趣味を持っているわけはないのだ。


            こういう感情、昔にも、何度か似たような経験があります。

            例えば…、神童と呼ばれたピアニスト、キーシンやブーニンの、10代の頃の演奏を思い出してみると、

            彼らの10代の頃の演奏は、それはそれは素晴らしくて、(私もよく聴きました。生でも聴きました)、

            で、(当時の)彼らの演奏を聴いて、「若いのに素晴らしい」「若いから素晴らしい」「若いから未熟だ」「若者らしい感性だ」などと言う人が、やはり、とても多かった。

            要するに、彼らを褒めるにしろ、批判するにしろ、彼らの音楽の「中身」よりも、彼らの「若さ」を理由にしている人が、とても多かった。

            (彼らの演奏を、「若い聴衆が聴きやすい演奏」「若者向けの演奏」とか言う人も、少なくなかったです)。

            テレビのコメンテーターや批評家にも、そう言う人が多かった。

            私は、当時から感じていたけど、そういうふうに、「若さ」だけに注目する発言は、とても違和感ありました。

            (的外れな気さえします。むしろキーシンなど、当時から、知的で瞑想的な演奏も得意でしたし。ブーニンも、華やかな生命感・躍動感に満ちつつ、優れたバランス感覚や知性を、当時から持っていたと思います)。

            彼らの音楽に、良いところや悪いところがあったとしても…、それは、彼らの「若さ」だけが理由なのではなく、むしろ、彼らの「個性」が、最大の理由なのだと私は思う。

            確かに、演奏やパフォーマンスに、その年齢ならではの感性が滲み溢れることは、あるとは思うけど…。


            音楽やアートを鑑賞して、「素晴らしい!」と感じたにしろ、「未熟だ!」と感じたにしろ、

            その理由や根拠を、表現者の年齢や、性別や、人種のみに見つけようとするのは、どうなのだろう?

            私は、当時から、「もっと、演奏自体に、そう感じた理由や根拠を見つければ良いのに」と、思っていました。

            「ちゃんと、彼らの音楽の中身・内容を、聴こうとしているの?」、と。


            私としては、当時のキーシンやブーニンの演奏は、「世代」や「人種」や「国境」などを超越して…、人間や人生の本質的な喜び・悲しみなどが、音になって表現されていたからこそ、素晴らしかったのだと思う。

            つまり、彼らの「若さ」や「早熟さ」も、確かに素晴らしいけれど、

            それ以上に、彼らの音楽自体が素晴らしかったからこそ、あれだけ多くの人を惹き付けたのだと思う。

            (私は、アートや音楽で表現される感触・感動・味わいというものは、世代・人種・性別・時代などを超越してしまう場合も多いのではないかと、思っています)。


            私は、当時のブーニン、生演奏を聴かせてもらったことありますが、(確かNHKホール)、

            まず、音のメリハリに驚いた。

            圧倒的なffなのに、ふくよかな余裕があり…、身も凍るほどのppなのに、客席の一番奥まで楽勝で届いていた。

            ミスタッチも多かったけど、奔放な歌心や遊び心に感動したし、ショパンとドビュッシーとで、ちゃんと音色を弾き分けるクレバーさにも、感動しました。(今思えば、当たり前のことですけど…、私は小6か中1くらいだったので、そのくらいのことで、めちゃくちゃ感動しました)。

            いずれにせよ、私は、彼の演奏を聴いている時は、彼の「年齢」や「人種」など忘れ、「音楽そのもの」の美しさや説得力に、ノックアウトされていました。


            で、話を強引に戻すと、、、

            『ハイスクール・ミュージカル』も、単純な曲ばかりではあるけど、私は、普遍的に美しい音楽だと思うし、喜びや悲しみが、ちゃんと音として表現されている、真っ当で真面目な作品だと思います。

            歌っているのが若者だからと言って、「若者らしい作品」「若者向きの作品」「若いから勢いがある」「若いから未熟である」などと、限定しすぎてしまうのは、少し違和感がある。

            「褒めるにしろ、批判するにしろ、“若さ”を理由にするのではなく、もっと音楽自体を理由にすれば良いのに」、と、思うのですね。


            人は皆、それぞれ違う人間で、それぞれ個性的だからこそ、

            何が若者らしいとか、何が老人らしいとか、何が男(女)らしいとか、何が○○人らしいとか、何が人として良いとか悪いとか、

            あまり、人間全員を、ひとまとめに定義・断定・限定するべきではないと感じます。

            特定のカテゴリーの全員が、同じ感性・同じ趣味・同じ理想・同じ人格なはずはないから。

            (ジジイの指揮者やピアニストでも、とてつもなく躍動感のある演奏する人はいるし、逆に、若い演奏家でも、静かで哲学的・瞑想的な演奏を得意とする人も、たくさんいるものです)。


            人それぞれに好みが有るので、

            「こんなミュージカル作品には、世代・人種を越えるような魅力は無い」と感じる人もいるだろうし、

            逆に、キーシン・ブーニンのようなクラシック演奏には、何の感動も感銘も受けない人もいるだろう。

            そもそも、「アートや音楽なんぞに、人生の深遠を表現できるはずがない」と思っている人もいるだろうし、

            さらに言えば、「音楽なんぞに、そんなに集中力や感受性を使いたくない」という人もいるかもしれない。

            それは、各々、全く自由だ。

            各々、どんな意見や好き嫌いを持っていても、自由だと思う。

            ただ…、まさに、人間は「人それぞれ自由」で、人それぞれ好き嫌いも違うからこそ、、、

            特定の世代や、特定の人種や、特定の音楽ジャンルが、「全員同じ感性に決まってる」「全員同じ趣味に決まってる」「全て素晴らしいに決まってる」「全てダメに決まってる」「これは若者向き」「これは大人向き」などと…、

            あまりにも断定しすぎてしまうのは、少し差別的だと思う。

            同じ世代や、同じ人種というものは、似た「傾向」は有るかもしれないし、「お国柄」みたいなものも、有るのかもしれないが、

            しかし、個々の違いや、個々の個性というものにも、目をつぶってはいけないと思う。

            「面倒でも、ちゃんと一人一人と接しようよ」、「ちゃんと一人一人の違いや中身を見るよう努力しようよ」、と、私は思います。


            世代ごとの特徴や、男(女)ならではの特徴や、人種ならではの特徴や、「お国柄」などを見つけようとする、“マクロ的な視点”と…、

            個々の違い・個々の個性にも気付こうとする、“ミクロ的な視点”…、

            どちらも必要ではないだろうか、と思う。

            (私は、かなりミクロ的な視点のほうに、偏っているかもしれませんが)。


            人間と人間は、世代や人種や、性別や国籍を越えて、お互いに共感し合える可能性は、あるはずだ。(と、私は信じたい)。

            その証拠に、私も含めて多くの人は、異国のクラシック音楽や洋楽にも、心を打たれたりするのだと思います。

            (私達の多くは、明らかに、同世代の人や、同時代の人や、同じ人種の人だけに、共感したり感動したりするわけではないのだ)。

            人間の心は、そんなに広くはないし、誰とでも共感・理解し合えるわけでもないかもしれなが…、

            でも、その気になれば、自分とは違う世代・違う人種・違う性別・違う立場の人にも、心を開いたり、理解しようと努力したり、想像しようとしてみたり、共感できたりするチャンスは、あるはずだと思う。

            P.S.

            だいたい、『ハイスクール・ミュージカル』という作品は、作曲や作詞や、監督や振り付けをしたのは、多分、オッサンやオバサン。

            若い歌い手だけでなく、中高年の作曲者や監督の感性・才能も、反映されているはず。

            YMST-bot.
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              『High School Musical』

              • 2013.06.25 Tuesday
              • 12:00
              『NINE』を鑑賞して以来。

              ここ数日、久々に、お気に入りのミュージカルナンバーをよく聴いています。

              ミュージカル鑑賞・ミュージカル映画鑑賞は、わたくし、昔から好きなのです。

              (日本の劇団でも、音楽座とかSTEPSとか、よく観劇に行っていました。例えばSTEPSの『boy be…』という作品などは、ストーリーも、音楽も、私が世界一好きなミュージカル作品です。トータル、10回くらいは観劇に行きました。あんなに泣けて、笑えて、深くて、音楽も素晴らしい作品は、世界的にも、滅多に無いと思います。…世界どころか、日本でもほとんど知られていないのが、悔しいかぎりですが)。

              『RENT』と『HAIRSPRAY』に関しては、音楽が好きすぎて、当ブログに、独立したカテゴリーがあります。(笑)


              で、最近、色々聴き直していました。

              当記事で取り上げるのは、『ハイスクール・ミュージカル』。

              久々に聴いたが、やっぱり曲が大好きだ。

              ストーリーはしょーもないけど(?)、曲は、珠玉の佳曲ばかりだと思うなあ。ぼかあ。

              『Breaking Free』

              『The Start Of Something New』

              『Work This Out』

              『Breaking Free』は、大好きな曲!独特の空気感。曲全体を通して、とても真摯な感じ(?)、とても「真面目な感じ」が漲っていて…、その緊張感・孤独感の向こう側に、光が見えてくるような感じもして、素晴らしいと思います。暗めの曲調なのに、芯の強さや、しなやかさも感じます。…まあ、音楽で感じたニュアンスや味わいを言語化するのは不可能ですが…、ともかく、超一級の音楽作品だと思う。めちゃくちゃ好きな曲だな!(個人的には、ザック・エフロンのムーンウォークも、なぜかツボ)。曲が素晴らしいだけではなく、2人の歌声のハーモニーも、非常に美しい!

              『The Start Of Something New』や『Work This Out』も、とにかく曲が素晴らしいと感じます。メロディーが瑞々しいし、ハーモニーも奇麗だし。(『Work This Out』は、リズム遊びっぽい間奏も楽しくて、歌詞の韻も非常に美しい)。

              上記の曲以外にも、カフェテリアで歌う大袈裟な曲とか、オーディションで歌う曲とか、ライバル兄弟のラテン調の曲とか、傷心バラードとか、マテリアルガール的な曲とか…、ほとんどの曲が、ポップで、単純明快で、覚えやすくて、親しみやすくて、ハーモニーが奇麗で…、なおかつ、音楽の普遍的な美しさ・喜び・面白さに、満ち溢れていると思います。

              「軽薄で浅い音楽」と感じる人もいるみたいだけど、私は、心の奥底に迫ってくるような深みも、充分感じます。(人それぞれ好き嫌いがあるのは、当然ですね)。


              ちなみに、『NINE』などを聴くと、私は、「自分とは異質の音楽性」を感じて、そこに感動するわけだけど…、

              この『ハイスクール・ミュージカル』や、『RENT』や、『HAIRSPRAY』や、『Little Shop of Horrors』や、『アラジン』や、『リトルマーメイド』や、『塔の上のラプンツェル』や、『ムトゥ 踊るマハラジャ』などは、

              非常に自分に近い音楽性を感じて、すんなりと心に入ってきます。

              (そういう曲を、自分でも作れるかどうかは別として)。


              クラシック音楽でも、例えばベートーヴェンやシューベルト、ショパンやチャイコフスキーなどの曲の幾つかは、私は、「自分の心を代弁してくれているような感じ」がして、すんなりと共感・同化できます。

              しかし、例えばドビュッシーなどは、曲としては「凄い」と思うのだけど、かなり自分とは「異質!」と感じます。

              「おいおい、ドビュッシーさんよ、よくそんな和音やフレーズが出てくるな?お前、宇宙人か?」という感じで、感心したり、驚いたり、感動したりします。

              ベートーヴェンやシューベルトやショパンだと、「うんうん、分かる分かる!」みたいに、「異質」や「驚き」ではなく、「同質」や「共感」を感じるのですけど。

              (おこがましいけど、自分の心が、そのまま奏でられている気分になります。笑)

              要は、「感動」でも、種類が違う「感動」なのです。

              異質なものは、「驚き」「感心」に似た感動。すんなり心に入ってくるものは、「同化」「共感」みたいな感動です。

              (私の知り合いには、「ドビュッシーは自分自身みたいに共感できる。ベートーヴェンやブラームスは、ダサくて暑苦しくて聴いていられない」みたいな人もいるから、実に面白いものです)。

              で…、『ハイスクール・ミュージカル』の音楽も、私にとっては、すんなり心に入って来る、「同質」「共感」の感じが強いです。
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                『NINE』

                • 2013.06.24 Monday
                • 23:01
                何回か前の記事で書いた、ミュージカル映画『NINE』…、

                サラギーナの歌う曲というのが、

                『Be Italian』

                ステファニーの歌う曲が、

                『Cinema Italiano』

                どちらも、素晴らしい歌唱・映像美!

                特に『Be Italian』など、後半のクライマックスで…、単純にタンバリンを叩き、ただ単に砂を蹴り上げ、ズズズ〜っと椅子を引きずって歩くだけの動作が、トテツもなくカッコイイ!

                究極的には、何をやっても成立するのだよな。アートや音楽の「表現」というものは。

                どんな行為にでも、どんな音にでも、我々人間は、深遠な感性や存在感を表現できるはず。(多分)。

                この曲は、その良い見本の一つだと感じました。

                とは言え、しょーもないガラクタみたいな音・行為・絵画等を、何でもかんでもアートとは呼べないけれど…。
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                  2013.6.23(2)

                  • 2013.06.23 Sunday
                  • 21:48
                  本日は、関内へ行きました。(お仕事)。

                  下手したら、10年ぶりか15年ぶりくらいだ。

                  横浜や桜木町は、年に数回は利用するが、関内は、滅多に降りないな…。

                  昼過ぎ、関内に近付くにつれ、ラッシュアワー並みに京浜東北線が混雑してきて、何かと思ったら、

                  そうか、横浜スタジアムの最寄り駅ですね。

                  何だかんだ言って、野球観戦は、まだまだ集客力あるなあ。

                  本日は、横浜・阪神戦のデーゲームだったようです。

                  「子ども達、野球は楽しいぞ!野球はいいもんだぞ!」(←某選手の引退セレモニーでのスピーチ)

                  本日指導した合唱団のメムバー曰く、「横浜スタジアムで阪神戦やると、阪神ファンのほうが多い」らしいですけど(笑)。

                  切ないね。



                  横浜ベイスターズと言えば、中畑監督の眼差しが、特徴的だ。

                  中畑監督や、あと、例えば吉高由里子さんとかって…、

                  笑顔の時でも、なぜか、死んだような眼差し。

                  あの眼差し、独特だよなあ。(ジト目系)。

                  シルベスター・スタローンみたいな、アンデッド系のドロンとした眼差しとは、また少し違う眼差し。

                  吉高由里子さんは、私は、ドラマ『あしたの、喜多善男』ではじめて見て…、

                  ストーリーが、(序盤のみ)、超絶に面白いし、小曽根さんの音楽も素晴らしいし…、

                  おまけに、吉高さんの素晴らしい演技力!(奔放で小悪魔的な可憐さ・コケティッシュさ大爆発!)

                  さらに加えて、彼女の死んだような眼差しに、私は心を打たれたものだ。

                  主人公・喜多善男が、分裂症気味な性格で…、普段は、気の弱い「いいひと」なのだけど、時折、ダークサイド人格が出てきて、鬱積した怨み・怒り・ルサンチマンをぶちまけるシーンは、毎回、非常に泣けた記憶がある…。(号泣した記憶あります)。
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                    2013.6.23

                    • 2013.06.23 Sunday
                    • 21:45
                    130623_183035.jpg
                    (品川エキナカ、“キャンプエクスプレス”にて。)

                    「一日ぶんの野菜カレー」(2辛)。

                    野菜が好きです。(^^)

                    野菜とスパイスの風味に、癒された。

                    一口ごとに、気持ちが込み上げた。

                    シャベルタイプのspoonに、アルミタイプのcup、フライパンタイプの鍋、山小屋風の店内。

                    写真には移ってないが、“飯ごう”に、スプーンや紙ナプキンが入って、卓上に置いてある。

                    ごちそうさまでした。(^人^)
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