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2013.06.21 Friday

2013.6.20

少し以前に、BSプレミアムで放送されたミュージカル映画、『NINE』。

録画しておいて、見ました。

恐ろしいほど、主人公の男に共感できなかった!(笑)

冒頭と最後のモノローグには、共感できるのだが。

でも、実は、そんなことはどうでも良いのかもしれない。

ある意味、安易に“共感”なんか出来たら、つまらないかもしれないし。

…例えば、『男はつらいよ』や『ミスタービーン』なども、私は、寅さんやビーン氏の言動には、ほとんど共感できないのだが…、でも、だからこそ、独特なペーソス・哀愁・悲哀・情緒などを感じます…。

つまり、すんなり主人公に共感できるタイプの作品とは、違った味わい深さを感じるのです。

映画やコメディーや、マンガやアニメや、文学や音楽というものは…、非現実的な“虚構”だからこそ、深いものを表現できる場合も、多々ありますからね。

(共感できない人物を描くからこそ、独特の憐憫・悲哀・切なさが醸し出されるようなことも、大いに有ると思います)。

しかしまあ、『NINE』の場合は、そこまでペーソスや深みのある主人公像ではなかったかも。

ある意味、私は、主人公やストーリーはどうでも良くて…、

まず、映像美・色彩美が素晴らしかった!

もちろん、肝心の音楽も、とても良かったです。

まず、オープニング曲が好きだったし、

あと、娼婦(?)、サラギーナの歌う曲!

サラギーナやバックダンサー達が、タンバリンで単純なリズムを叩いていて…、このシーンは、圧巻でした!

情熱的な生命感・トランス感覚を感じ、血が騒ぎました。

(曲が終わった瞬間、「イヤーッホ!」と拍手喝采しました)。

ルイザが、自分の夫について歌う曲なども、中盤あたりから、深々とした和音・メロディー・歌詞との一体感、心地良かった。

あと、ステファニーの歌う曲も、普段、まず私は聴かない感じの曲調だけど…、たまには良いなあ!

ガツガツした肉食系の歌の表現力、実に素晴らしい。

これまた、圧巻でした。(パーカッションやラップの部分も、素晴らしくクールでした!)

全体的には、それほど好みの映画ではなかったけど、

しかし、好みだろうが、好みではじゃなかろうが、一級品の音楽や映像作品に触れるは、刺激的だし勉強になります!

たまには、こういう、私の中には全く無い感じの感性・表現・音楽性・テーマ…、

心地良いものだ。

(あと、ルイザ役の女優さんは、えらいベッピンさんだなぁ。←死語)。

映画自体は、多分、もう見ないと思うが(爆)、しかし、いくつかの歌のシーンは、とても良かった。

特に、サラギーナの歌う曲とステファニーの歌う曲は、圧倒的でした。

歌のシーンのみピックアップして、保存版にしよう。そうしよう。

2019.05.19 Sunday

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