無題

少し前の記事の続きですが、この記事だけお読み頂いても意味は通じます)

 

…さて、私も何度も経験あるのですが、

 

誰かが、自分なりの好みや感想を語ると、「格付けするな」とか「偉そうに批判するな」とか、「(他人を)ディスるな」とか「お前は気難しい」とか、「評論家ぶらず、もっと何でも楽しめ」とか「音楽は競争や勝ち負けではないのですよ。上手い下手ではないのですよ。全て美しいのですよ。コンクールのように比べるのは心が無い」とか、

 

そういうことを言う人もいますが、僕は少し苦手です。

 

そういう発想のほうが、各々の自由な発言や、各々の自由な感じ方を、禁止してしまうのではないでしょうか?

 

個人的な意見や好みぐらい誰でも持っているだろうし、それを自由に発言するくらい、良いと思うのだが?

 

もちろん言い方とか、最低限の礼儀は必要だと思いますが。

 

 

 

 

つまり、何かの作品を「好きではない」と言うと、イコール「それを攻撃している」、「それを嫌っている」、「それをディスっている」、「こいつ気難しい」などと、すぐ勘違いしてしまう人が多い印象です。

 

でも実際には、「個人的には好きではないけど尊重する」という状態や、「個人的には好きではないけど応援する」というような状態も、誰にでもあると思うのだが。

 

(…最悪、何かを「好き」と言っただけで、イコール「好きじゃないものを認めない奴」「好き嫌いが激しくて気難しい奴」などと判断されてしまうことさえあります)。

 

 

 

 

自分の好みを語るために、何かを軽蔑したり攻撃したりするような言い方は、もちろん私も嫌いですし、

 

自分の好きではない作品・ジャンルを全否定したり、「音楽は絶対こうあるべき」「音楽家は絶対こうあるべき」みたいな言い方も嫌いです。

 

でも、自分の個人的な好み・感想を一切表明してはいけないとは、私には思えないのだがなあ。

 

世の中、人それぞれ、色々な好み・考え方・感じ方があって良いはずだから。

 

 

 

 

例えば、「(野菜の)ニンジンが苦手」と言ったとしても、ニンジンを好きな人を否定しているわけではないだろうし、ニンジンの存在を否定しているわけでもないはず。

 

なのに、音楽やエンターテインメントの趣味において、「ニンジンが苦手」というような発言をすると、「否定するな」とか「評論家ぶるな」とか「ディスるな」とか言う人が、とても多い印象です。

 

 

食べ物も、音楽やエンタメ作品も、過度な食わず嫌いは良くないかもしれませんが、

 

でも、ちゃんと食べてみたうえでなら、多少、好き嫌いや得手・不得手があるのは、当然だと思うのだが。。。

 

(まあ、中には、「何でも好き」「どんな食べ物もどんな音楽も同じくらい好き」という方も、いらっしゃるかもしれないが)。

 

 

 

 

個人的には、「ニンジンはこの世から消えろ」「ニンジンを好きな奴はクズ」「ニンジンはこの調理法しかしてはいけない」「ニンジンを好きな奴は頭おかしい」、

 

そういう感じのことを言ってしまうのは、NGだと思っています。

 

 

でも、単なる個人的な好みとして「ニンジンが苦手」と言ったり、調理方法や料理の出来栄えを疑問視したりするのなら、全然オーケーだと思います。

 

(もちろん、あまり失礼な言い方にならないよう、気を付けるべきだとは思いますが)。

 

 

…で、それを音楽やエンタメに置き換えると、「このバンド(歌手・アイドル)はこの世から消えろ」、「このアーチストを好きな奴は皆センス悪い・頭おかしい」、「このアーチストを好きな奴は皆善人・皆素晴らしい」、「このジャンルは全作品ダメに決まってる」、「このジャンルは全作品素晴らしいに決まってる」、「このアーチストはこういうタイプに決まってる・こういう性格に決まってる」、「(音楽を)演奏する時の意識・心理・心構えは、こうでなきゃイカン」、「音楽家は皆こうでなきゃイカン」、「音楽はこうでなきゃイカン」、

 

というような発言してしまうのは、私なりにはNGです。

 

 

でも、単なる個人的な好き嫌いを表明したり、自分なりの(音楽に対する)心構えを発言したり、個々の作品の内容・クオリティー・表現方法などを批判したり疑問視したりするなら、全く問題無しだと思っています。

 

あまりにも失礼な言い方さえしなければ。

 

 

 

 

…むしろ、「絶対に批判してはいけない」「絶対に疑問視してはいけない」「絶対に肯定しなければいけない」「なぜなら絶対にこの意見は正しいから」「なぜなら絶対にこの作品(演奏)は素晴らしいから」「異論・反論・批判は認めない」「好き嫌いを持ってはいけない」「何でも好きにならなければいけない」「人間誰しもこういう価値観でなければいけない」、

 

そういうのは、ちょっと新興宗教や独裁国家のようで、気持ち悪いです。

 

 

何でもかんでも無闇に否定したり批判したりするのは、もちろん良くないと思いますが、

 

しかしながら、「批判は絶対にダメ」「批判イコール、ディスってる」「批判・異論は一切認めない」「何でも好きにならなければいけない」という態度も、あまり良くないと思われる。。。

 

(※どんなものにでも長所・美点を探そうとする姿勢は、もちろん素晴らしいと思います。私も、そうありたいと思っています。しかし、あまりにも盲目的に、「これは誰にとっても素晴らしいに決まってる」、「これは誰にとっても悪いに決まってる」、「これが全ての人間にとって正論(良識)に決まってる」などと、信じ込みすぎてしまうのは、あまり良くないのではないか?と思う)

 

 

 

 

「これが当たり前」と思われているような道徳観念でも、

 

あるいは、「これぞ名作」とされているような芸術作品でも、

 

時には疑問視したり、拒否したり、自分には合わないと判断しても良いのではないかと思う。

 

 

そして、自分が嫌いな作品・演奏・価値観・ライフスタイル等を好きな人がいても、

 

あまりにも盲目的に、そいつはセンス悪いとか頭おかしいとか心が無いとか、全否定すべきでもないと思う。

スポンサーサイト

Comment
Leave your comment
 

calendar

<< April 2017 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

Selected entry

Recent comment

Profile

Total entry:1103
Last update:2017/04/17

Mobile

qrcode

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

PR